阿波踊り娯茶平非公認ファンクラブ@美女とカンガルー
娯茶平には、美人がいっぱいいます。
女法被のモモだけをとっても、柴咲コウさん、広瀬アリスさん、黒木メイサさん、石原さとみさん、内田有紀さんと、目眩く美女揃いです。
ところで私は、長い人生においてもっぱら「ぐりとぐら」と言われ続けておりましたが、先日家族から、「カンガルーに似ている」との初認定を受けました。
認定理由は、「上半身だけ見たら細いけど下半身はガッシリしている」とのこと。
・・・嬉しいです!!!
モモで憧れの踊り子さんは、例外なく、下半身がガッシリしてます。
というか、モモのあの踊りを可能にするには、ガッシリした太腿は絶対的に必要ですたぶん。
ガッシリした太腿と、下半身の安定感。
練習の際、前を踊る先輩を見ては、「いま後ろから飛び乗ってもビクともしないだろうなあ。」と妄想していますが、そういうことです。
阿波踊り娯茶平非公認ファンクラブ@ずぶの素人写真でもこんなん。
今日は阿波踊り会館の毎日踊りで娯茶平の出演日。
阿波踊り会館は、徳島駅の正面から一直線に伸びる大通りの突き当たりに位置し、建物自体が阿波踊りの提灯の形をしている。
という説明を言葉で受けたら、いかにも徳島のシンボル的なのですが、実際のところは、大通りがちょっと曲がってたり、間に陸橋があったりして、駅前から建物は容易に見えないので、シンボルの実感はあまり湧きません。
でも、演出次第では、大通りを阿波踊り会館へ向かう参道のような感じにもできるのではないかと内心思ってます。
参道でも踊ってたりとか。。
途中にある橋の欄干に、踊り子さんの小さな銅像が乗ってるのですが、この踊り姿が大変ピリッと格好良くて、ああ徳島の人が作られたんだろうなあ、と感じるのです。
ということで、娯茶平の恒例の舞台。
学生時代の卒業アルバムすらまともに見ないくらい写真に興味がなく、アレンジの仕方も何も知らない者が、スマホに備え付けのカメラでちょっと撮影した写真です。
阿波踊り娯茶平非公認ファンクラブ@四十路新人は悲哀を超えるのだ
東京の下町で生まれ育ち、30歳で結婚して、夫の郷里である徳島に引っ越してきました。
初めて見た阿波踊りの感動は、人生観も変えてくれました。
もっとも心惹かれたのは、年配の、少し太った男性の踊りでした。出っ張ったお腹そのままに、腰をズンと落とし、楽し気に団扇を揺らす男踊りからは、渋い落ち着きと明るい色気が発散されていました。
とくに、娯茶平の男踊りは、列の前の方を踊る人達による低い前傾姿勢の踊りと、後方に陣取った年配男性達のこなれた軽い踊りが両立していて、阿波踊りの自由さと奥行きを感じ、震えるほど感動しました。
まもなく阿波踊りのDVDを手に入れると、早送りで娯茶平の男踊りを探し、毎晩、何度も繰り返し再生しました。
当時は、ダイナミックで自由な、男性の男踊りがとにかく好きでした。
一方、娯茶平のモモ(女性の法被踊り)については、綺麗に揃っているなあ、という印象でした。
しかし、男性の男踊りを見続ける日々を送った後に、あるタイミングでモモを観たとき、統一感の中にも一人一人の個性があること、統一された踊り自体、手指の先からつま先までくまなく全ての所作が驚愕するほど美しいことに気づきました。
そこからは、見るたびに鳥肌が立ち涙が出てくるほど、モモの虜になりました。
40歳も終わり頃、娯茶平の公開練習に訪ねていき、入連させていただきたいとお願いしました。
娯茶平のモモの踊り子さんは、小学生や10代から始めていて、20代で芸歴20年という人がザラにいる世界だと聞いていました。阿波踊りの頂点にいる精鋭集団だと。
また、娯茶平は阿波踊り趣味のサークルというより、お金を受け取って観客に踊りを見せる、プロ集団です。
だから、40歳ド新人の私など入れてくれない可能性95%くらいと思いつつの、悲壮な覚悟での申込でした。
娯茶平の方からは、「年齢的に、今から入っても阿波踊り会館とか選抜に出ることはできないけど、それでもよければ。」と言われました。
私はただただ、この凄い人たちと一緒に練習できて、この人たちのように踊れるようになってみたい、という一心でした。
だから、上記の言葉は私にとって、完全な合格通知だったのでした。
その後は、娯茶平のスター達と一緒に練習できること、スター達の舞台練習を間近で見られることが嬉しくて嬉しくての毎日でした。(スター達の人柄の素敵さについてはまた別の機会に。)
練習のない日も、仕事を終えて家に帰り、急いで家事を済ましながら、隙をみては足さばき、手さばきの自主練をせずにいられませんでした。
娯茶平で練習できて、お盆の本番にも出られて、私生活上でこれ以上の幸せはないというくらいの喜びを手に入れることができました。
入連して4年が経とうとする今、「年齢的に、今から入っても阿波踊り会館とか選抜に出ることはできないけど」という言葉が、ときどき辛く頭に浮かびます。
上手になりたい一心で毎日毎日練習して、少しずつ上達し、これからもっと上手に踊れるようになったとしても、今の先のステージには行けない。私より後から入った若い人達が、どんどんスターへの道を駆けあがっていく。
でも、それはそれで、欲張りな自分の心の持ちようを鍛えなおすチャンスであります。
足るを知り、気楽に、でも真剣に阿波踊りを楽しみ、若いスターを尊敬し応援し続ける。心になんの無理なく、そんなふうに踊りを続けられたらよいなあと思います。
なんか青春。
阿波踊り娯茶平非公認ファンクラブ@初心者向け阿波弁&阿波踊り講座
阿波弁講座 ※「ぽっぽないない」は実際には聞いたことありません。
結婚にあたり、私が徳島生活に困らないよう、夫が阿波弁をメモに書いて教えてくれた。
まけまけ・・・・溢れそうなくらいいっぱいの様子。
なお、溢れ出ることは「まける」という。
例文)お酒をまけまけに入れる。
応用編)おしっこがまけそう。
すっぺらこっぺら・・・・てきとうな言葉でその場をごまかす様子
例文)あのおっさん、すっぺらこっぺら言うていっちょも謝らん。
あるでないで・・・あるじゃないか
例文)そこにあるでないで。
ぽっぽないない・・・自分のものでない物をこっそり懐にいれて自分の物にする。ねこばば。
例文)ぽっぽないないしたんちゃうんか?
ほなけん・・・便利な接続語
阿波踊り講座
夫が、阿波踊り初心者の私に、「最初はこれで勉強するのがいい」と教えてくれたのがこのサイトの「踊り方ゼミ」。
ほんとに、分かりやすいこと請け合い。
阿波踊り娯茶平非公認ファンクラブ@徳島のヨメ第1章
2005年8月12日、徳島にヨメに来て最初の阿波踊り初日。
生まれ育った東京にも阿波踊りはあったのに、そういえば父親が阿波踊りイベントの主催までしてたのに、一度も見たことがなかった。
だって、「どうせ盆踊り」と思ってたんだもの。
しかし。
夜空に赤と黄色の提灯の下で、徳島の町全体が、熱く揺れていた。
人並をかき分けるように移動する踊り子たち。
十字路という十字路で鳴り物が響き、踊り子たちが輪になって踊りまくる。
お客さんも踊る。
有料の演舞場で踊るプロっぽい有名連、企業連や学生連、パンチパーマに袖からちょっぴり入れ墨がのぞく連。
いろんな連があり、踊り方やリズムの速さ、上手い下手の違いはあるけれど、
みんながみんな、生の鳴り物で二拍子、ヤットサーの掛け声、そして同じ手さばき足さばきで踊るのだ。
どんな立場の人も、背負っているものが違う人々も、ここでは皆、二拍子で右手右足、左手左足をさばいて、大汗流して、めちゃめちゃ笑顔で踊るのだ。
この踊りが好きなのだ。かっこいいのだ。
観客も、Tシャツでカメラを肩にひっかけて、結局は踊ってしまうのだ。
この夜、31歳にしてようやく、ハマるものを見つけたのだった。